株主・投資家情報

株主の皆様へ

~2021年3月期を終えて~

 株主の皆様におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。また、このたびの新型コロナウイルス感染症に罹患された方々や感染拡大により影響を受けられている皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、医療従事者の皆様に心より感謝申し上げます。

 さて、2021年3月期におきましては、新型コロナウイルス・パンデミックによって激変した社会経済環境のもと、当面の経営方針として次の3点を掲げ、新たな事業環境下、将来を見据えた活動に取り組んでまいりました。

  1. ウイルス感染防止の徹底と事業の継続
  2. 財務の安定性の維持
  3. 本業である「不動産の再生と活用」に資源を集中

 このような中、当社グループは、現場動向やお客様の声をいち早く掴み、自らを柔軟に変化させることで、お客様のお困りごと解決力を日々磨き高め、事業を展開してまいりました。
 その結果、当期の業績は、売上高59,632百万円(前年同期比18.6%減)、営業利益7,912百万円(同52.3%減)、経常利益7,524百万円(同53.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益4,274百万円(同59.9%減)となり、通期業績予想を上方修正したうえで、これら財務目標を全て達成することが出来ました。このような業績を残させていただけましたのも、ひとえに皆様のご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

 激動のコロナ禍にあった2021年3月期におきまして、オフィス事業では、日々寄せられるテナント様の声などの現場の動きに対する感度を高め、オフィスや街、働き方の変化をしっかり捉え、新しい価値観に基づき、新常態の中でも選ばれるオフィスづくりに取り組んでまいりました。
 当期におきましては、曜日オフィス「WEEK」(7月)、Art Office「A YOTSUYA」(11月)、ウイルス対策オフィス「+S」(12月)、暮らしに近いワークスタイルをご提案する「THE WAVES AKIHABARA」(1月)等、次世代型セットアップオフィスを続々とオープンいたしました。
 さらに、4月1日には、ライフスタイルデザインブランド「+SHIFT」を立ち上げ、新時代の働き方をデザインするオフィスブランドのフラッグシップとなる新築オフィスビル「+SHIFT NOGIZAKA」を開業いたしました。引き続き、未来を創造するオフィス事業を展開してまいります。

 ホテル事業では「HIYORIオーシャンリゾート沖縄(203区画)」の販売におきまして、3月末までに159区画のオーナー様に対し、無事に引き渡しすることができました。また3月には、自社ブランド第1号ホテルとして2017年に開業した日和ホテル舞浜を売却いたしました。引き続き、当社グループの「心温かいホテル」として運営させていただいております。
 当期におきましては、「たびのホテル鹿島」(4月)と「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」(2月)を開業させていただき、2021年3月末時点で、当社グループ運営ホテルは、16棟2,296室となりました。当社グループホテルでは、アフターコロナを見据え、お客様視点で満足・感動を超えるサービスをご提供し、熱狂的なファンになっていただくことを目指し、日々改良改善と創意工夫を重ねながら、ホテルの魅力づくりを進めております。

■ 中期経営計画の見直し

 当社グループは、2019年3月期から2023年3月期までを対象とする5ヵ年の中期経営計画を推進しております。中期経営計画の初年度となる2019年3月期、続く2020年3月期は、計画を上回る進捗で順調に業績を伸ばしておりましたが、2020年初頭からの新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響で、当社を取り巻く事業環境が大きく変わりました。新型コロナウイルスの感染拡大は、未だ収束の見通しは立っていないものの、今後、ワクチンが普及するとともに、各国の大型財政出動や金融緩和の継続によって、世界経済は底を打ち、来年には回復軌道に戻ることが想定されております。こうした事業環境の変化および「アフターコロナ」の新常態を考慮し、コロナ禍の影響をうけた2021年3月期を起点に、持続的な成長軌道を再設定するため、中期経営計画の達成時期の見直しが必要との判断にいたりました。
 中期経営計画で掲げる数値目標(売上高1,000億円、経常利益200億円、親会社株主に帰属する当期純利益140億円)は、当社グループの持続的な成長過程における一通過点として変えることなく、「フローとストックの両足で立つ」収益構造の確立に向けて、中期経営計画の最終年度を2025年3月期へ2年延長させていただきます。

 当社グループは引き続き、「利を求むるに非ず、信任を求むるにあり。変わるのは自分、お客様視点でお困りごとを解決する、期待以上で応える!」の大方針のもと、不動産活用のプロフェッショナルとして「世界一お客様から愛され、選んでいただける不動産会社」を目指してまいります。
 株主の皆様には、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2021年5月12日
サンフロンティア不動産株式会社
代表取締役社長
齋藤 清一