株主・投資家情報

株主の皆様へ ~2020年3月期 第3四半期を終えて~

 株主の皆様におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

 当第3四半期の業績は、売上高54,631百万円(前年同期比20.9%増)、営業利益 13,560百万円(同11.5%増)、経常利益13,297百万円(同13.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8,976百万円(同12.7%増)となりました。経常利益率は 24.3%と引き続き高い水準を継続することができました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と深く感謝しております。また、リプランニング事業において販売棟数と利益率が過去最高水準で推移し、その他の各事業も順調に業績が推移する中、2019年5月9日に発表した連結業績予想を上回ることが想定されるため、この度上方修正を行なわせていただきました。その修正により、期末配当予想も前回予想より1株当たり2.5円増配し、42円00銭とさせていただきました。今後も本質的に不動産価値を高める力をつけながら、長期的に成長性と安定性を両立させる経営に挑戦してまいります。

 第3四半期の業績を振り返りますと、この9ヶ月間は市場の安定に支えられたことが大きかったと感じておりますが、一方で、全産業に渡って急速にデジタル化が進む時代の大きな変化の波の中で、戦略を明確にし、適応してきたことが高い収益力の継続に繋がっているという手ごたえもあります。

 さらに業績伸長の要因を考えてみますと、一つが戦略的に取り組んでまいりました大市場東京における「都心・中小型・オフィスビル」に特化していること、ここに大きな要因があると感じます。その中でも、地域に密着してビルオーナー様に寄り添い、お困りごとを解決する「支店網・リーシング部隊」と、現場で問題解決、(通常のビルは経年劣化する中)既存ビルの“経年優化”に力を発揮する「プロパティマネジメントの部隊」が大きく貢献してくれました。これら事業の大本を担う部門に力を入れたことが、その後の良い流れを引き寄せたと感じております。

 要因の二つ目として、部門が協業することによる付加価値連鎖型の不動産再生事業が確立されていることが挙げられます。お客様から得たニーズを研究・マーケティングし、また、未来のオフィスや街、働き方の進化をしっかり捉え、デザインの概念も「意匠」や「機能」から「スタイル」や「シーン」を創造することに変化させ、テナント様もまだ気づかれていないような新たなオフィスの付加価値を提供し、企業の成長を加速させるようなご提案がお客様に受け入れられていると考えております。

 そして忘れてはならない要因の三つ目は、社員がフィロソフィを持っているということです。当社は、人の為、世の為に尽くすことが人間として最高の行為である、という信念に基づいた人間集団で構成されています。利他主義からの相互信頼による、責任と調和の一気通貫のビジネスモデルが確立されています。生きる価値観を共有し、人の為、世の為という目的へ皆が一心同体で突き進む状態であり、これらが当社独自の強みとなっております。

 また、成長戦略の一つとして推進するM&Aでは、当社グループに加わっていただいた会社の従業員へ私自らフィロソフィの浸透を図っています。「人の為、世の為に尽くそう」「仕事は人に役立てる最高のもの」といった生きる上での羅針盤を示すことによって社員の考え方が高まり、本来持っている熱意や能力を発揮し、またそこに「仲間のために働く」ことで、チームワークによる相乗効果を生み出し、社員のベクトルを合わせていくことに注力しています。今後もM&Aは、成長戦略4本の柱の一つとしてさらに力強く推進し、その会社の潜在力を引き出すことで当社グループの大きな力としてまいります。

 最後に、去る1月21日に4月1日付での代表取締役社長の交代について発表をさせていただきました。創立来、当社は「利他」の社是のもと、全社員一丸となってお客様のお困りごと解決を行なってまいりました。そしてこの度、当社は未来に向かって、次世代を担う人財の育成とさらなる経営基盤の強化のため、社長職を副社長の齋藤に交代させることを決定いたしました。当社グループの目指すところは変わりなく、中期経営計画(2023年3月期)の着実な達成を果たすとともに、その先の未来に向けた持続的な企業価値の向上を図ってまいります。

 なお、私自身はこれまで通り代表権を維持し、グループの更なる発展に尽力してまいります。株主の皆様には、引き続き変わらぬご支援を賜れれば幸いです。

 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年2月6日
サンフロンティア不動産株式会社
代表取締役社長
堀口 智顕



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