株主・投資家情報

株主の皆様へ ~2020年3月期を終えて~

 株主の皆様におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様、並びに感染拡大により生活に影響を受けられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 さて、新型コロナウイルス感染拡大の影響が広がる中、当社グループの2020年3月期は、おかげさまで、本年2月6日に上方修正させていただきました通期業績予想を上回ることができました。これもひとえに株主の皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。
 当期連結業績は、売上高73,218百万円(前年同期比37.4%増)、営業利益16,571百万円(同24.6%増)、経常利益16,127百万円(同25.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10,666百万円(同21.4%増)となり、9期連続増収増益、2期連続の過去最高益を達成することができました。また、当社が経営上重視している経常利益率は 22.0%と引き続き高い水準を継続いたしております。

 このような業績伸長の要因には、大きく二つあると考えております。
 一つは、外的要因として政府の経済政策や日銀の低金利政策に支えられ、不動産市場が活況に推移してきたことです。不動産投資に向けられる資金が安定的に集まり、運用利回りが緩やかな低下基調をたどる中、当社が取り組む都市型不動産再生事業に対する市場のニーズが増加し、高い利益率に繋がったと考えております。
 もう一つは内的要因で、「都心」「中小型」「オフィスビル」に特化する戦略によって、オフィスビル事業が好調を維持したことにあります。リーシングやプロパティマネジメント部門をはじめとする社内各部門が、日頃、お客様に寄り添い、ビル経営に関わるお客様の様々なお困りごと解決に取り組む中、市場の声を細かく拾い、ニーズを研究し、それを再生事業におけるモノづくりや新たな商品に応用・発展させることで、テナント様の高い満足度を作り上げる。この付加価値連鎖型の事業モデルを深化させ成長してきた結果、このような業績を残せたのではないかと感じております。

 一方で、足元の事業環境としては、やはり新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う緊急事態宣言発令がなされるなど、先行き予断を許さない状況が続いております。そのため、今期の業績予想に関しても、現在のような経済活動が急停止している段階での予想は適切な時期ではないと判断し、現時点で未定とさせていただいております。(※合理的な見通しが立ち次第、速やかに算定し、公表させていただきます)

 当社は、2008年のリーマンショックにおいて経営破綻寸前までいくという、得難い教訓を学ばせていただきました。その反省もあり、それ以来いつどんな時にあのようなショックが起きても耐えられるような会社を必死になって作ってまいりました。現在、財務体質は当時と比べて見違えるほど、盤石な状態にあります。また事業構造は、リーマンショック時においても底堅い需要があった「東京都心5区・オフィスビル」に特化し、売上よりも高い収益性に拘ることによって不況に強い体質へと変化させてまいりました。そして何よりその難局を一緒に乗り越えてきた同志と言える40歳前後の幹部達が中心となり、今回の事態に対して素早くかつ積極的に、団結して攻めの経営を貫いてくれております。先行き不透明な環境が続き、状況は日々刻々と変化しておりますが、当社は盤石の財務基盤を維持しつつ、柔軟かつスピーディに変化する攻めの経営で皆様とともにこの難局を乗り越えてまいります。
 なお、現在進行している2023年3月期を最終年度とする中期経営計画においては、引き続き、目標とする売上高1,000億円、経常利益200億円、当期純利益140億円の着実な達成を目指し、持続的な企業価値向上に努めてまいります。

 株主の皆さまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2020年5月11日
サンフロンティア不動産株式会社
代表取締役社長
齋藤 清一



サンフロンティアグループ(会社概要)