経営理念手帳
当社共通の判断指針経営のバイブル
「社員みんなが幸せになって欲しい」
これが本手帳発行の動機です。
創業者の堀口が9年間毎週書き続けた3,000字レポートをベースに、2006年春に人として大事にすべき考え方を社員の手によって1項400字、全125項にまとめました。
企業は社員がつくります。その社員の心が現象をつくります。社員が心に何を思い抱くかが鍵です。そこが経営者として堀口が一番に拘っているところです。また、企業は人の集まりです。集う人が同じ方向を向いて力を合わせ仕事ができるのか、反対方向や自分勝手に違う方向を向いてバラバラに仕事しているかで、同じ時間働いても効率や成果はまったく違うものになってきます。
当社は「利他」を社是とし、人間として「何が正しいことか」を判断基準に、人や社会への貢献と社員一人ひとりの成長を目指す企業です。その実現を全員で目指す中で、「全従業員の物心両面の幸福を実現する」ことが経営の目的と定めています。それゆえに日々取り組む仕事の中で「社員みんなが幸せになって欲しい」。これが本手帳発刊の動機です。
仕事や日常生活の中で日々起こる現象において、何を基準に、どう判断したらいいのか。判断に迷ったときには解決のヒントを求めたり、逆に良いことがあった時の謙虚さと感謝を思い起こさせる、精神的支柱であり、全社員の判断指針です。
個々の価値観を尊重しつつ、会社の進むべき方向性、全社員のベクトルを揃えることは、企業にとって大変重要なことなのです。
経営理念手帳 本文抜粋
1. サンフロンティアの経営(核心編)
〔1〕利他
<H.14.10.28>
サンフロの社是は「利他」です。
仲間のために働く、まずはこれです。その上で、仲間の幸福のために、お客様にはその10倍を利他の心で役立たせていただく。そして、お客様に役立たせていただくためには、更に大きな愛で社会性にあった仕事をしなければなりません。社会性とは、地球や共存する動植物に対して、思いやりに満ちた心で仕事を通した生き方を考えることです。
社会に貢献するために、思いやりの心で人の幸せに向かって創意工夫・改良改善する努力を全員が行える生き方。その第一歩は、周囲の人にどれだけ貢献することができるか。
それこそ私達が追い求める価値なのです。
心の純粋さこそが偉大なことを成し遂げます。会社に対する誇り、愛情、親近感、そして大きな夢を抱き、感謝の心を持ってお客様や仲間のために全力を注ぐ。
「利他」の心をもって誇りある企業に、一人一人の力で育てていこうではありませんか。
1. サンフロンティアの経営(核心編)
〔3〕絶対的積極
<H.13.1.29>
いつどんなときであろうとも、絶対的に失ってはならない態度は、それが「絶対的積極」です。人生全ての出来事を取り仕切るのが「心」であり、その原動力、エンジンとなるのが、「いつも積極、常に積極」という力強い心の態度なのです。
「心」は人生を活きたものにする生命用具ですから、くれぐれもマイナスの意思に心が支配されてはなりません。仕事がうまくいかないのは、自分の「心」に積極一本になり得ていないところがあるからです。
決して否定語は使わない。危機意識はもつが悲観的発想ではなく可能性追及型でチャレンジ欲旺盛。悩んでいる時間があるなら即断即行する。心が高まり、調和を生み出し、仕事を成功へと導く人の共通項こそ「絶対的積極」という強い心の姿、行動の姿なのです。
どんなときでも明るく朗らかに絶対的積極な態度こと、仕事や人生を好転させてくれます。成功とは、絶対的積極心の産物なのです。
1. サンフロンティアの経営(核心編)
〔5〕正しいことを貫く
<H.16.1.5,H.16.7.5>
「人間として、正しいことを求め、正しいことを貫く」。サンフロの経営は、仕事において、また一人の人間として、毅然とした正しさが最優先の判断基準です。
「うまくやろう」は、仕事を複雑にします。難しくします。企業とは、社会の進化発展に合致した事業において、お客様のニーズをしっかり把握し、付加価値創造によって、正々堂々と正しいを貫く。その上で本業においてお客様にご満足と歓び、感動にご提供させていただき、お役立ち高として、公明正大に利益を頂戴する存在でなければなりません。
仕事は、筋の通った、道理に合う世間一般の道徳に反しないものでなければ、一時の成果はあろうとも、未来に向かっての繁栄はあり得ません。
正しさとは、人間としての原理原則を判断基準とする「公平・公正・正義・勇気・博愛・謙虚・誠実・透明・感謝」という心で、正しいことを正しいままに貫いていくことです。