本物件は神谷町駅から徒歩1分という好立地にありますが、リーマン・ショックの影響で地域の特徴であった外資系企業の事務所撤退が相次ぎ、その結果周辺エリアの空室率は10%を超え、賃料は下げ止まらず、エリア内でテナントを誘致しあう厳しい状況となっておりました。
そこで、他の物件との明確な差別化を図るため、エリアの特徴である緑をオフィスの随所に取り入れ、どこにいても緑が感じられるオフィスへのリノベーションを実施しました。再生計画時に、ビルの持つコンセプトを明確に定め、ファサードには壁面緑化の採用、エントランスホールには寄せ植えタイプの観葉植物を配し、屋上には東京タワーを眺めながら昼食やミーティングを行えるグリーンテラスを設置するなど、沢山の植物に触れられ四季の変化を感じられるオフィスへとリプランニングした結果、従前の賃料から10%以上高い賃料にて7区画が早期満室となりました。